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補聴器をしても会議中うまく聞こえない。離れたところの聞こえづらさはロジャーで解決!

補聴器をしていても、会議中うまく言葉が聞き取れないことありませんか?話している人が離れた場所にいると聞こえづらいですよね。そんな時にはフォナック(Phonak)のロジャー(Roger)で解決できます!ロジャーはワイヤレスマイクですが普通のものとはちょっと異なります。今回はロジャーの特徴、メリットやデメリットをまとめてみました。

補聴器をしていても、意外と困ってしまうのは会議や商談での会話です。会議中は話す人が離れてた場所にいて、音の反響がある部屋で話すことが多くや紙の雑音も多いので聞き取りづらい環境なんです。
さらに聞き逃ししては仕事に支障が出てしまうので、精神的に緊張し疲れやすく、集中力を欠いて聞き逃してしまうことも。

そんな時にはフォナックのワイヤレス補聴システムのロジャー(Roger)を使っていただくのがいいですね。
これがあれば補聴器を使っていても集中しなくては聞きづらい少し離れたところや、騒がしい環境でも会話を聞きたい人の声を、ワイヤレスマイクを通じて補聴器に直接送られてくるようにできます。
雑音が少なく、明瞭な音で聞き取りが可能です。

今回はロジャーについて説明していきますね。

目次

補聴器をしても会議中の会話が聞き取りづらい原因とは。

補聴器はしていても会議中に言葉がうまく聞き取れない。これって結構あることでよく補聴器購入後の悩みとして相談されます。
補聴器自体の音の調整をして改善を試みたり、補聴器の機能で指向性を強化できるものを使ってみたりしても、うまくいかないことがあるんですね。
理由は何個かあります。

補聴器の有効範囲の問題

まず1つめは補聴器の有効範囲と音の距離の問題です。
意外と知られていませんが補聴器は有効範囲が約3メートルまでとされています。有効範囲より外の音は拾いづらく、音のパワーが弱いので聞き取りづらいんです。
会議室は3メートル以上距離が離れるところで話者が話していることが多いので、拾いづらいんです。

声は距離が離れると音が小さくなっていく

声は距離が離れるとだんだんと小さくなります。すると自分の周りで雑音が発生すると雑音に紛れてしまうので聞こえづらくなります。
補聴器の有効範囲外で、距離が離れていて音が弱くなっているのでこれだけでもかなり聞こえづらい状態です。

紙をめくる音や、反響した声など音の邪魔になるものが多い

会議中は紙をめくる音やメモを取る音などの作業音や、壁に反射した声などが、聞き取りの邪魔をしてしまったりします。
距離が離れていると声のパワーが弱まっているので、自分の顔に近いところで起こる雑音に邪魔されてこういった雑音に紛れてうまく聞こえなかったりします。
また反射した声は、少しタイミングがずれて補聴器に入るため会話の聞き取りの邪魔になります。

このように会議の聞き取りには、補聴器の有効範囲外で音のパワーが弱まっているところに雑音が邪魔してきてというように結構聞き取りには劣悪な環境なんです。

聞き逃しできないという緊張も聞き取りに影響がでる

ロジャー a2
会議や、商談などの聞き逃せないシーンというのは、緊張して疲労するのを早めます。
聞こえづらいと分かっているので、神経を集中してますから非常にストレスがかかりやすくて、ドッと疲れます。
すこし長い時間の会議になってしまうと、疲労がたまって集中力が切れやすくなって、ぼんやりしてしまい聞き逃してしまうことがあるのです。
そして聞き逃しが気になってしまってそれがまたストレスとなってと、悪循環になってしまいます。
録音することもいい方法ですが、会議中の積極的な発言を求められると困ってしまいますよね。

補聴器に会話が直接高音質で送れるワイヤレス送受信機のロジャー

ロジャー a9

ロジャーは学校生活支援用のワイヤレス送受信機として開発されました。
難聴児の学校生活では、複数の生徒がいて雑音も多く、席が教壇から離れてしまうこともあります。改めて考えるとけっこう会議の状況に近いんですよね。
ロジャーは補聴器に接続した受信機に直接音を送ることができるワイヤレス送信機です。難聴者の社会活躍のため支援機器として指定されている機器でもあって社会人の難聴者でも利用数が多くなってきました。
雑音があっても距離の離れた人の声を聴きやすくできるので、悩んでいた人には使ってみるのがいいでしょう。

ロジャーのメリット・デメリット

デメリット
  • 補聴器の電池の消費が早くなる
  • 通常のワイヤレスマイクより高い
  • 送受信機のペアリングと補聴器の設定が必要
  • 一部使用できない補聴器もある

まず電池の消費は早くなりますね。外部の機器に接続しているので、中のCPUの消費電力が上がるからです。
送受信機が必要なのと性能が高い関係で、普通のワイヤレスマイクより高めの値段設定になっています。
補聴器の設定で、ロジャー用のモードを作る必要があります。本体のペアリングが必要なので、最初はうまく使えないことがありますね。
Tコイルという機能が入っていない補聴器だとロジャーは使えません。逆にいえばTコイル標準装備とされている補聴器ならメーカー関係なく使えます。

メリット
  • 通常のワイヤレスマイクより強い指向性
  • 雑音抑制がかかる
  • 専用の送受信機で送ると音の劣化がない

ワイヤレスマイクには今まで搭載されることのなかった、雑音抑制機能や強い指向性を持っているので、雑音と声がある程度分別された状態で入ってきます。話している人との距離がなくなるので、反響して聴こえづらいということもなくなります。ロジャーを使って言葉の聞き取りテストをしたところ約54%ほどの聞き取り改善の効果があるとのことです(メーカー公式情報より)
ロジャーにはTコイルから受信するほかに、専用の一体型受信機を使うことで、補聴器に直接音声が送ることができて、さらにクリアな音にすることができます。

これがロジャーのメリット・デメリットです。
コスト面が少しかかりますが、その分聞き取りの能力の向上が期待されます。

会議用でよく使われるロジャーの組み合わせと価格について

ロジャーは送信機(ワイヤレスマイク)と受信機のセットで使用します。

ロジャー送信機(ワイヤレスマイク)
  • Roger Pen(ロジャーペン) ¥109,000-(税別)
  • Roger Touch MIC screen(ロジャータッチマイクスクリーン) ¥128,000-(税別)

この二つから選ぶことが多いです。

ロジャーペンは、コンパクトでBluetoothでスマホなどと接続して通話ができるので、離れた場所の会話だけでなく、スマホでの会話音も補聴器に直接送れるので周りの雑音がなくなり聞きやすくなります。
ロジャータッチマイクスクリーンは、タッチスクリーンで使用時間、同期の状態がわかりやすく、ペアリングも簡単です。ロジャーペンより強力な雑音抑制と3つマイクを利用した指向性で、6畳くらいの範囲にいる複数人の会話を聞き取りやすくする小グループモードがあって複数人の会話にも効果があります。

ロジャー受信機
  • フォナックの耳かけ型補聴器専用のロジャー一体型受信機 片耳¥92,000-(税別)
  • オーディオシューを付けた耳かけ型補聴器(他メーカーもOK)に使用するロジャーX 片耳¥92,000-(税別)
  • Tコイル装備の補聴器(他メーカーもOK)に使用するロジャーマイリンク ¥65,000-(税別)

この3つから選択します。
一体型、ロジャーXは少し割高ですが、補聴器に直接音が送れるので音の劣化が非常に少なく、コンパクトかつ電池は補聴器と一緒になります。充電不要なのでよく使われる方はこちらのほうが楽です。
マイリンクは購入時のコストが少ないのと、Tコイルがあればどんな補聴器でも使えます。耳あな型補聴器は、マイリンクから接続するのが基本になります。

※一体型受信機と、ロジャーXに関しては両耳で使用する場合、2個用意する必要があります。

詳しい商品詳細はこちら→ロジャー

送受信機のセットで割引があったりするので、さらに詳しく知りたいときには、お問い合わせフォームから質問いただくか、取扱の補聴器専門店でお伺いください。

まとめ

今回はロジャーに関してをまとめました。
会議中の会話がうまくいかないと感じていたら、ロジャーを試してみてもいいかもしれませんね。

リスニングラボではロジャーの全般の機種の取り扱いがあり、ロジャーの貸出も1週間500円でできます。
実際の仕事で使ったり、会議の現場でも使用して違いを体験してみてください。
レンタルの際には一緒にフォナックの補聴器を借りることもできますよ!
ロジャーの使い方から、活用方法も説明させていただきますので、お気軽に貸りに来てください!

あなたもロジャーで聞こえづらいを減らしませんか?

ロジャー関連リンク

より詳しいロジャーとワイヤレスマイクのこと

難聴児のためのロジャーの使い方

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